製造業からデータアナリストへ。2回の転職でやったことと、大変だったこと
// 記事のポイント
- 製造業(2年弱)→ITベンチャー(4年半)→データアナリスト(現職)と、これまでに2回転職している
- 1回目は転職サイトのみで20社応募・面接3社、2回目はIT特化エージェントで20社応募・面接5〜7社
- 活動期間はどちらも2〜3か月。年収は1回目がほぼ横ばい、2回目が10〜20%アップ
- 2回目は「データサイエンスができること」を条件に固定し、業界・企業を逆算して調べた
今日は、転職してよかったことと大変だったことを振り返ってみるよ〜。
これまでに2回転職していて、今の会社が3社目。せっかくなので、応募した数や期間みたいな具体的な数字まで含めて残しておこうと思うんだ。
パパ、てんしょくって何?
おやつの種類が変わるの?
働く会社を変えることだよ(笑) こめちゃんのごはんは変わらないから安心してね〜。
3社の在籍時期と、当時の年齢
まず、これまでの経歴を時期で並べるとこうなる。
1社目・製造業: 2016年4月〜2018年2月(22歳〜24歳、1年11か月)
2社目・ITベンチャー: 2018年3月〜2022年9月(24歳〜28歳、4年7か月)
3社目・現職(データアナリスト/データサイエンティスト): 2022年10月〜(28歳〜、4年)
大学では、現在でいうデータサイエンスに近い研究室に所属し、植物がどのような条件で育ちやすいのかを統計的に分析していた。一方でものづくりへの関心も強く、最初の就職活動では製造業を中心に会社を探している。
こうして並べると、最初は2年弱だったのに、だんだん1社にいる期間が長くなってるんだね〜。
そうなんだよね。こうやって書き出すと、年齢がだいたいバレそう(笑)
研究室でやっていたことと、最初に選んだ仕事が違う方向だった、っていうのが全部の出発点なんだ。
製造業を2年弱で辞めた理由
1社目の製造業では、現場で体を動かす仕事と、既存の取引先を訪ねて関係を築くルート営業を経験した。一度はものづくりの世界で働いてみたい、という思いで選んだ会社だった。
興味があって選んだ会社ではあったんだけど、2年弱で「ここじゃないかもしれない」と思うようになったんだよね。
どんなところが大変だったの?
製造業って、業界としてやっぱりちょっとお固いんだよね。社内の人付き合いにも気を遣うし、取引先との関係でも神経を使う場面が多くて。
それ以上にもどかしかったのが、大学で学んできた知識をほとんど活かせていなかったこと。このまま続けても、自分が学びたいことには近づいていかないなと思ったんだ。
こめだったら、しっぽ振ってればなんとかなると思うけどな〜。
それで済んだら楽なんだけどね(笑)
だから「嫌になって辞めた」というより、やりたいことと学びたいことを考えたときに、今のままではいけないと思って動いた、っていう方が近いかな。
1回目の転職活動:転職サイトだけで、2〜3か月
1回目の転職活動は、エージェントを使わず転職サイト(エン転職)だけで進めた。当時の記録を振り返ると、だいたいこんな規模感だった。
応募(書類選考): 20社ほど
面接まで進んだ会社: 3社ほど
活動期間: 2〜3か月
結果: 3社目に受けた会社から内定をもらい、そのまま入社を決めた
社会人経験がまだ浅く、IT系の資格も持っていなかったため、書類の段階で落ちることの方がずっと多かった。
20社も出したの!?
こめだったら3回で疲れちゃう〜。
落ちるのが続くと、気持ちもしんどくなりそうだよね〜。
正直しんどかったよ。でも未経験からIT業界に入ろうとしてたから、通らない前提で数を出すしかなかったんだよね。
それでも面接まで進めた会社があったのは、研究室で取り組んでいた内容や研究資料を見てもらえたことと、教職課程で教員免許を取っていたことが効いたみたいなんだ。大学で積み重ねたことが、思わぬ形で助けてくれたなと思うよ!
おべんきょうしておくと、あとで助けてくれるの?
こめも、おやつの種類をいっぱい覚えておこうかな!
ITベンチャーでの4年半と、満たされなかったもの
転職先はSES系のIT企業。最初からゴリゴリ開発するエンジニアというより、セールスエンジニアに近い立ち位置からのスタートだった。業界は大きく変わったが、製造業のルート営業で身につけた「相手の話を聞く力」は、そのまま活かせた部分もある。
在籍した4年7か月は、ちょうどRPAが注目され、さまざまな企業へ導入されていった時期と重なっていた。
ここでは、仕事をしながらIT系の資格を取っていったよ。
運よくITコンサルタントに近い経験ができるプロジェクトにも入れて、業務の効率化や自動化について知見を広げられたんだ。
会社の役に立ちながら、自分にできることも増えていったんだね〜。
うん。ただ、続けるうちにどうしても満たされないものが出てきてね。それがデータサイエンスだったんだ。
パパの好きなやつだ!
そうそう(笑)
でもSESって、配属される現場によって携われる領域がある程度決まっちゃうんだよね。希望を出しても、なかなかデータサイエンスの仕事へは移れなくて。身近にデータサイエンティストもあまりいなかったから、仕事にしている姿もイメージしづらかったんだ。
待っているだけだと、順番が回ってこなさそうだもんね〜。
2回目は「行きたい場所」から逆算して調べた
2回目の転職では、最初に「データサイエンスに携われること」を条件として固定し、そこから逆算して業界・業種・ポジションを絞り込んでいった。具体的に見ていたのは次のような点だ。
ビッグデータと呼べる規模のデータを、その企業自身が持っているか
分析にとどまらず、研究に近い領域まで踏み込んでいるか
トレンドの技術やツールに対して、積極的に投資しているか
これらは求人票や企業サイトを読むだけでは分からないことも多く、調べきれなかった部分は面接の場で直接質問した。
1回目と一番違うのはここだと思う。「受かりそうな会社」じゃなくて「行きたい場所」から先に決めたんだ。
面接って、聞かれるだけの場だと思ってたよ〜。
むしろ、こっちから聞かないと分からないことの方が多いんだよね。
特に「新しい技術にちゃんとお金を使う会社かどうか」は、外から見ても本当に分からないから、遠慮せずに聞いたよ。
聞いたら、怒られない?
全然! むしろ興味を持って調べてきたことが伝わるから、聞いて損はなかったよ〜。
2回目の転職活動:エージェントを使って2〜3か月
2回目は、IT系に強い転職エージェント(ギークリー)を利用した。
応募: 20社ほど(1回目とほぼ同じ)
面接まで進んだ会社: 5〜7社
活動期間: 2〜3か月
結果: 複数社から内定。ただし志望度の高い企業の選考が残っていたため、活動を続けた
応募数は1回目とほとんど変わらないが、IT業界での経験と資格があった分、書類の通過率は明らかに上がっていた。
同じ20社なのに、面接がいっぱいになったんだね!
そうなんだよ。応募数は同じなのに、面接まで進める数が倍近くになったんだ。
違いは、業界での経験と資格があったことだと思うよ。1回目に必死で数を出したことも、遠回りだけど無駄じゃなかったんだなって思えたな。
内定が出ても、すぐには決めなかったんだね〜。
うん。本命の会社の選考がまだ残ってたから、そこが終わるまでは活動を続けたんだ。
焦って早く決めちゃうと、あとから「あそこも受けておけばよかった」ってなりそうだったからね。
年収はどう変わったか
1回目(製造業 → ITベンチャー)は、年収ほぼ横ばい。IT業界未経験での転職だったため、条件面で高望みはしなかった。
2回目(ITベンチャー → 現職)は、10〜20%程度のアップ。ただしこれは実力だけで決まった結果ではない。転職時の年収提示は直近の年収がベースになることが多く、ちょうどその年はインセンティブやボーナスの調子が良かったため、前職の年収自体が普段より高く出ていた。
だから正直に言うと、2回目はタイミングがすごく良かったんだ。
同じ実力でも、年によって提示される金額が変わっちゃうってこと?
そういうこと。ボーナスやインセンティブが良かった年の直後に動けたのは、完全に運だったと思うよ。
逆に調子の悪い年だったら、同じ条件は出なかったかもしれないね。
パパ、運が良かったんだね!
ほんとにそう思う(笑)
だから「転職すれば必ず上がる」とは言えなくて、自分の年収が高く出ている年は動きやすい、くらいの話かな。
自分ではどうにもできない部分もあるんだね〜。でも、それを知ってるだけでも心の持ちようが違いそう。
最後に
振り返ってみると、1回目は「合わない場所から離れるための転職」で、2回目は「行きたい場所へ近づくための転職」だったなと思うよ。
どっちも準備は大変だったけど、学びたいことと仕事を少しずつ近づけられたのが、いちばんよかったことだと思ってるんだ。
1回で理想の場所にたどり着かなくても、いいんだね〜。
そうだね。2回に分けたからこそ、間のITベンチャーで資格も実務経験も積めたわけだしね。
最近はAI活用も欠かせない時代だから、これからもちゃんと勉強して仕事の中で活かしていくよ。まだまだ頑張るね!
パパ、今まで頑張ったんだね!こめもこれからいっぱい応援する!
// 記事のまとめ
- 1回目は「合わない場所から離れる転職」、2回目は「行きたい場所へ近づく転職」だった
- 応募数が同じでも、業界経験と資格があると書類の通過率は大きく変わる
- 年収の提示は直近の年収がベースになりやすいので、自分の年収が高く出ている年は動きやすい
- 内定が出ても本命の選考が残っているなら、焦って決めずに活動を続けてよかった


