投資の自動化に挑戦。デイトレ・信用取引とシステムトレードが得意な証券会社を探してみた
// 記事のポイント
- デイトレードは1日で取引を完結、スイングトレードは数日〜数週間かけて売買するスタイルという違いがある
- 信用取引は保証金の約3.3倍まで取引できる分、追証や元本を超える損失のリスクもある
- システムトレード向けのAPI対応状況は証券会社ごとに違い、調べた範囲では立花証券e支店の自由度が目立った
- システムトレードも利益を保証するものではなく、投資は自己責任
今日は、投資をもっと自動化したいっていう僕の最近の興味について話すよ〜。
これまでは新NISAの枠で投資信託を積み立てるだけだったんだけど、最近は信用取引にも興味が湧いてきていて。NISAの積立とは別枠で、少しずつ調べ始めたところなんだ。
しんようとりひき…?こめを信用してくれるのとは違うやつ?
デイトレードとスイングトレードの違い
株式投資の売買スタイルには、大きく「デイトレード」と「スイングトレード」がある。
デイトレードは、その日のうちに買いと売りを完結させ、翌日にポジションを持ち越さないスタイル。値動きを日中ずっと確認する必要がある一方、引け後のニュースや海外市場の影響を受けにくいという特徴がある。スイングトレードは、数日から数週間程度かけてポジションを保有するスタイルで、デイトレードほど値動きに張り付く必要はないが、その分値動きの影響を長く受ける。
三菱UFJ eスマート証券公式で株式投資のスタイル解説を見るパパは、ずっと画面に張り付いてるタイプと、たまに見るタイプ、どっちなの?
実は僕はデイトレードの方に興味があるんだよね〜。1日で完結する方が、翌日に持ち越すモヤモヤが少なくて自分に合ってそうだなって。ただ、デイトレードには信用取引の口座が必要になることが多くて、そこも合わせて調べることにしたんだ。
信用取引の仕組みとリスク
信用取引は、証券会社に保証金(担保)を預けて、資金や株式を借りて取引する仕組み。保証金の約3.3倍程度まで取引できるため、少ない資金で大きな金額を動かせる(レバレッジ)一方、損失もレバレッジ分だけ拡大し、預けた保証金(投資元本)を超える損失が出ることもある。
さらに、含み損によって証券会社ごとに定められた保証金維持率を下回ると、追加の保証金(追証)を差し入れる必要が生じる。期限までに入金できないと、保有中の建玉が強制的に決済されることもある。
SBIネオトレード証券公式で信用取引のレバレッジとリスクを見る元本より減っちゃうこともあるの…?こめ、ちょっとこわくなってきた
そうだね、NISAの積立とはリスクの大きさがだいぶ違いそう〜。りょんた、そのあたりちゃんと分かった上でやるんだよね?
うん、そこは慎重に考えてるよ。だからこそ、感覚だけで売買するんじゃなくて、ルールを決めてシステム的に取引したいなと思ったんだよね。というわけで、システムトレードに向いている証券会社を何社か調べてみたよ。
システムトレードに向いた証券会社を調べてみた
システムトレード(自動売買)を組むには、証券会社がプログラムからの発注に対応したAPIを提供しているかが重要になる。まずSBI証券は、外部から使える本格的なAPIを公式には案内していない。取引ツール「HYPER SBI 2」にWindows起動中だけ使えるローカルなAPIがあるという情報もあるが、公式サイトで仕様を確認しきれなかったため、最新の対応状況は公式サイトで確認してほしい(グループ内の別会社であるSBIネオトレード証券には、Excel上で使う「ネオトレAPI for Excel」がある)。
楽天証券は「マーケットスピードII RSS」というツールで、Excel上に株価や発注機能を呼び出せる。ただし本格的なREST APIではなくExcel前提の仕組みで、Pythonなどから使うには工夫が必要になる。松井証券もFX向けにAPIの提供を始めているが、株式向けの対応状況は執筆時点で確認しきれなかったため、こちらも公式サイトで確認してほしい。
楽天証券公式でマーケットスピードIIを見るauカブコム証券(三菱UFJ eスマート証券)の「kabuステーションAPI」は、実際の自動発注環境として広く使われているREST API。執筆時点では、取引ツール「kabuステーション」の上位プラン(Professionalプラン以上)を適用していれば無償で利用できる(条件は変更されることがあるため公式サイトで要確認)。利用にはWindows版の「kabuステーション」アプリを同じPC上で常時起動しておく必要があり、Linuxサーバーなどでの完全なクラウド運用には向きにくい。
三菱UFJ eスマート証券公式でkabuステーションAPIの提供条件を見るSBIは仕組みがはっきりしなかったし、楽天証券はExcel前提だから、りょんたがやりたいクラウドでの自動化とはちょっと相性が悪そうだね〜。
auカブコムは、パパのやりたいことに合いそうなの?
どこも一長一短で、僕がやりたい「Linuxのサーバー上でPythonを動かしっぱなしにする」スタイルにぴったり合うところは、なかなか見つからなかったんだよね。auカブコムも、常時起動アプリが必要な時点で完全なクラウド運用には向きにくくて。そんな中で唯一と言っていいくらい条件に合っていたのが、立花証券のe支店だったんだ。
唯一と言えるくらい対応していた立花証券
立花証券は、1953年に江戸橋証券として創業し、1957年に東京証券取引所正会員の立花証券を買収・合併した老舗の証券会社。1990年に総合証券会社となり、2002年からインターネット取引「e支店」を展開している。
立花証券公式で会社概要を見るe支店は現物・信用取引ともに対応し、執筆時点で信用取引の手数料は0円、金利も業界的に低い水準で提供されている。システムトレード向けには、無料のAPIに加えて「BRiSK Next」という発注ツールも用意されている。API自体が特定のOSやアプリを前提にしない作りになっており、Linux+Pythonでプログラムを組んでクラウド上で動かす、といった構成もしやすい。
立花証券e支店公式でサービス内容を見る70年以上も前からあるんだ〜。こめより、ずっとずっと歴史があるお店なんだね
常駐アプリが要らない分、僕がやりたかった「サーバーに任せっぱなしにする」構成に近いんだよね。というわけで、まずはここで証券口座を開設してみることにしたよ。
開設ってどうやってやるの〜?
口座開設の手順
立花証券e支店の口座開設は、オンラインだけでは完結せず、郵送のやり取りが必要になる。大まかな流れは次の通り。
1. Web申込フォームに必要事項を入力する
2. 口座開設書類を受け取る(通常開設は郵送、クイック開設は自分でA4用紙に印刷)
3. 書類に署名・捺印し、本人確認書類(運転免許証など)2種類とマイナンバーの提供書類を同封して返送する
4. 立花証券側で書類を確認・審査する
5. 簡易書留でユーザーIDやパスワードなどが郵送される
信用取引口座は、この口座開設とは別に、審査を経て利用可能になる場合がある。
立花証券e支店公式で口座開設の流れを見るオンラインで全部終わるわけじゃないんだね〜。郵便を待つ時間も含めて、ちょっと気長に構える感じかな
こめ、郵便屋さんが来たらちゃんとお知らせしてあげる!
最後に
というわけで、今日はデイトレード・信用取引の基本と、システムトレードに向いた証券会社を探した話を紹介したよ。
ただ、これはまだ口座を開設した段階で、実際にシステムを組んで運用した結果の話ではないんだ。信用取引はレバレッジがある分、元本を超える損失も出うるし、システムトレードを組んだからといって必ず儲かるわけでもない。プログラムのロジック次第では、相場が急変したときにうまく対応できないこともある。投資は、最終的にすべて自己責任。今日紹介した内容はあくまで僕の下調べの範囲で、これから実際に試しながら、無理のない範囲で向き合っていくつもりだよ。
焦らなくていいから、ちゃんと理解しながら少しずつ進めてね〜。あたちも見守ってるよ
こめも見守る!…あ、でも郵便が届くまで、おやつの時間は変わらずよろしくね〜
// 記事のまとめ
- SBI証券・楽天証券・松井証券・auカブコム証券にはそれぞれAPI提供状況や制約があり、OSを選ばずクラウドで動かしやすい自由度では立花証券e支店が目立った
- 信用取引・デイトレードはレバレッジがある分、リスクも大きい。仕組みを理解してから始める
- 口座開設はオンライン完結ではなく郵送のやり取りが必要。本人確認書類とマイナンバーの準備を
- システムを組んでも損失が出ることはある。投資は自己責任で、無理のない範囲から


